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May 10, 2010

radikoで録音した番組のCMをカットする

少し前に始まったインターネットラジオサービスのradikoが中々良い。普通のラジオよりも音質がかなり良くなっており、ノイズがほとんど入らない。録音にも専用の機材などがいらず、録音用のソフトだけで簡単にできるので、あまり手間暇かけずに好きな番組を録ることができる。

しかし、そのままでは前後の番組やCMなどが残ってしまう。 好きな番組は繰り返し聴きたいので、そういった不要な部分をカットし、ラジオを快適に楽しめるようにする。


使うソフトはradikaAudacity(1.3β)の二つ。 また、Audacityでmp3とm4aを扱うためにLAMEFFmpeg。音声を解析するSilenceMarkerプラグインもインストールしておく。

radikaの設定

 
radikoの性質上放送には若干のズレが生じるので、後に編集するのも踏まえて、予約マージンは前後に60秒と多めに取っておく。録音フォーマットはm4aに。録音終了時実行コマンドのファイルにAudacity.exe、引数に"@FIL"を指定しておけば、録音終了次第Audacityにファイルを渡せる。

Audacityで不要な部分をカット

 

不要な部分を探すには、Silence Finderを使えば無音部分を検出してラベルがつけられ、番組~CM間の位置が解りやすくなるので、それを参考にして編集する。Silence Finderの値は上から40dB、0.5秒、0.20秒だといい具合に区切ってくれる。

Silence Finderで無音部分を検出

いきなり不要な部分を削除すると音声とラベルの位置がずれてしまうので、最初に不要な部分を無音にしてから後でまとめて削除するといい。最後にラベルトラックを削除するのを忘れずに。

出力時の音声フォーマットと音質

 

radikoの音声フォーマットはHE-AAC v2の48kbpsだが、HE-AAC v2は低ビットレートでもかなり音質が良いので、mp3で十分な音質にしたいなら128kbpsが調度いい。
元のフォーマットで保存したいなら、AudacityではHE-AAC v2を出力することはできないので、一旦wavで保存し、MediaCoderなどで再度HE-AAC v2に変換し直す。

 

 

これで不要な部分を除いた番組本編だけのものができた。これをiPodなどに入れれば、いつでもお気に入りのラジオを快適に聴くことができる。もし数が多い場合は少し面倒になるので、あらかじめ編集して残したい番組を決めておいた方がいいだろう。

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